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なぜ、単品製作専門なのか

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単品製作にこだわる理由

今野製作所は、単品製作にこだわっています。

戦後モノの無い時代に、限られた資材を上手に組合わせて、設備や製品を造ってきたのが日本の工業。それはまさに単品製作であり、創意工夫のかたまりでした。
その中からいくつもの職人ワザが生まれ、そのワザが高度成長期を支え、今日のモノづくり大国日本を形成してきました。

単品製作や試作は、職人ワザと創意工夫のかたまり。

しかし、高度成長期は「大量生産こそモノづくり」。
生産の効率化が追求され、設備の自動化が推し進められました。

その中で、属人的な「職人ワザ」は、どうしても軽視される風潮がありました。現場を支えた、たくさんの「職人ワザ」が消えて行き、そのシワ寄せが2007年問題となって表面化しています。

大量生産から外れるものは誰かが単品製作しなくてはなりません。
必要なものを必要な数だけつくって長年に渡って大切に使っていくこと。環境資源の節約からも、その意義が高まっています。

今野製作所は、創業以来、単品製作における職人ワザこそがモノづくりの原点と考えてきました。単品製作の社会的な必要性にこだわり、それを担う腕の良い職人の養成を重視しています。

 

現代の「職商人」をめざして!

 しかし、私たちは「難しいワザを習得した人」が良い職人だとは考えません。
ワザはお客様の役にたってこそ。
お客様を第一に考えることができる。これが良い職人なのだと、私たちは考えています。

お客様の『ほしい』を職人が『かたち』に

江戸時代には『職商人(しょくあきんど)』という言葉が存在したそうです。これは、モノを作る職人とモノを売る商人の両方のセンスを兼ね備えた人を意味します。

職人が、使う人の声を直接聞き、自らのワザを駆使して、『かたち』にする。『職商人』とお客様の間には常に情報の循環がありました。

また、一人で出来ない場合には、職人仲間でチエを出し合います。横のつながりによる創意工夫の相互刺激で、『かたち』にしていったのです。

こうした横の連携は、現代ではSCM(サプライ・チェーン・マネージメント)として注目を浴びています。それは古く江戸時代から日本には存在していた文化なのです。

現代の企業組織では、作り手がお客様と直接コミュニケーションをとることが少なくなってしまいました。どうしても、お客様の『ほしい』を理解する道が遠くなっています。

私たちは、現代の『職商人』を目指して、職人でもコミュニケーション力を磨くことを重要視しています。それを実現する道具としては、江戸時代にはなかったデジタルツールも積極的に活用します。

よりお客様に近い立場でモノづくりをしていく。

これが、『ほしい』を『かたち』に、の単品製作にこだわる、今野製作所の職人・スタッフの基本スタンスです。

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