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今野製作所のワザ

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切断・穴あけ(外形加工)

ステンレスの切断・穴あけの設備

シャーリング、コーナーシャー、バイブルシャー、メタルソー、プラズマ切断機、レーザ切断(*)、ボール盤、タッピングボール盤、プレス、アングルカッター

*:協力工場での加工となります。

正確さが大切! シャーリングによる剪断加工

ステンレス鋼板の切断は、シャーリングおよびコーナーシャーという切断機を使用します。切断は最終製品の精度や見栄えの美しさを左右するので、正確さが命です。

バックゲージを切断寸法に合わせて、ゲージにしっかりと突き当てて平行度をだしながら切断します。とても簡単なようですが、大きな板だと材料がたれさがったり、パンチングメタルの場合には穴あけによる残留応力で、板自体が反りや捻れが生じていたりするので、正確な切断には注意力とコツが必要です。

  

 

これは便利! バイブルシャーによる切断

円板を切り出すときによく使うのが、バイブルシャーです。上下2つの刃のうち下刃は固定されていて、上刃が小さく高速で上下運動することで、板を直線、曲線、または円に切断します。剪断切り口はやや平滑さがないのですが、手早くあっという間に加工できるので、単品ものには欠かせない便利機械なのです。

 

 

もちろん活用します! レーザー切断

外形や穴あけの精度が必要とされる切断には、レーザー切断を活用します。切断部品のCADデータを起こし、専門工場へデータ送信とともに注文すると、迅速対応で加工してもらえます。CADデータは、当社のデータベースに受注履歴とともに補完されるので、リピートするときにも迅速対応が可能です。

シャーリングやバイブルシャーで切断するのか、レーザーを使うのか、製品に要求される精度、コスト、納期、大きさなどから総合判断し、適切に使い分けることが重要です。
 

簡単そうで奥が深い! 穴あけ加工

けがきしてボール盤で穴を開ける。タップを立てる。ごくあたりまえの基本加工です。ドリルの刃先の研磨は、職人としての基本。ドリル研磨機はつかわずに、グラインダーで手で刃先を研磨します。なぜ、こうしたことをやるのかというと、薄板用、厚板用、面取り用と刃先の角度を変える必要があるからです。径ごとに3本づつ、刃先の研磨方法を違えたものを常備し、きれいに整頓されているので、ボール盤へのドリルのセットは手早く完了。短納期に対応するために、ムダな時間を徹底して省く、工夫に力を入れています。 

 

基本が大切! けがき

材料を無駄なく正確に切り出すために、けがきは大切な作業です。板金素材のうえに実際の寸法を、けがき針と尺、コンパス、ハイトゲージなどを使ってけがきます。基準線、加工線、補助線、捨て線、ガイド線など、線にも種類があります。

板取の巧拙は、直接的に材料コスト、歩留まりに影響します。また、切断や曲げなどの加工が、なるべく容易になるような板取りが大切です。溶接長さがなるべく短くなるように、溶接の加熱によるひずみの影響を最小限にくいとめるように、外観がきれいいなるようになど、けがき段階で勝負が決まるといっても過言でありません。

 

まだ、いくつかの切断ワザがありますが、いずれにしても大切なのは、加工目的にあった加工方法を上手に選択することです。単品、小ロット品を、より手早く短納期に、最適なコストでご提供するために、私たちは基本ワザと応用ワザを日々磨いております。

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