社長の想い

製造業の大きな流れの「小さな逆流」

株式会社 今野製作所
代表取締役 今野浩好
今野製作所の今野浩好です。
東京オリンピックを3年後に控えた1961年、東京都北区で創業した頃の当社は、「ふるい」や「薬さじ」などを手作りする、医療理化学機器の下請業者でした。
それから47年。
多くのお客様とのご縁があるごとに、仕事内容も変わりましたが、現在も創業来の流れをくむ「板金屋」として、日々お客様のお役に立てるよう努力しております。
製造業の歴史を振り返ると、19世紀以前は「職人の手工業」の時代でした。
蒸気機関の発明に端を発した産業革命を経て、20世紀に入ると世界は大量生産(フォード生産方式)により経済を急速に拡大してきました。
さらに今日、日本ではマス・プロダクションでありながらも、お客様のニーズに応える小ロット生産方式を発達させてきました。
大きな川の流れの岸辺に立つと、ところどころ小さな渦巻きができて、その場所では流れに逆流してるところがあります。
当社は、世の中の大きな流れの中の「小さな逆流」のように、ステンレスの板金加工業の分野で、「職人の手工業」による個別受注生産型でものづくりを行っています。
どうしても量産になじまない個別・専門的な製品。
規格品がなく、どうしても摺り合わせ的に製作する必要がある部品。
こうしたものづくりを担うことが私たちの使命です。
職人の手工業を大切にする理由
量産分野では、技術者が定めた作業標準にもとづき、作業者が決められた手順で加工・組立を行います。
しかし、「必要なものをそのひとつだけつくる」ことは、「作業者」にはできません。
旋盤工、板金工など職種名に「工」(たくみ)という文字がつく職人達の出番です。
職人は日々の研鑽によりワザを身体に刷り込ませ、経験の蓄積はチエとなって、最適な作り方を瞬時に判断します。時には図面に表現されないところを補って作ります。
私たちは、こうした職人型のものづくりで、お客様の『「ほしい」を「かたち」に』することを自分たちの使命と考えました。
ステンレスの器具を必要とする研究室や工場の生産技術、設備管理のご担当者様。
非量産型の高付加価値な装置の設計担当者様や製造担当者様。
私たちはこうしたお客様の、プロダクション・パートナーです。
お客様にワザとチエをご提供できることは、職人や技術者にとって大きな喜びです。お客様とともに考え、創る仕事は、貴重な経験をご一緒することになります。このような人間的なつながりが「チエの輪」となり、さらに付加価値の高いアイデア、技術が生まれます。このチエの連鎖こそが日本のものづくりの強さではないでしょうか。必要なものを必要な仕様で必要な数だけつくることは、地球資源の節約にもつながるはずです。
今野製作所ではこうした考えで、あえて「職人の手工業」にこだわり、お客様に役立つことのできるプロフェッショナルを目指して、研鑽を積んで参る決意です。
このWEBサイトでは、当社の板金加工の内容をできるだけ分かりやすくご紹介していきたいと思います。お客様の「ほしい」をどうぞ当社にお聴かせください。






